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モバイル服薬支援システム「あっ!くすり」

 わが国の医療システムの供給体制が逼迫しており、あらゆる分野において医療需要を満たす努力が求められています。本講座では、モバイルITを用いて医療情報を遠隔地でも共有化することにより診診連携・病診連携・病病連携、ひいては介護・救急医療の領域に裾野を拡げるべくモバイルITによる医学的アウトカムの追求を図ります。
 医療では特に慢性疾患の管理において服薬アドヒアレンスは潜在的に重要ですが、これまでは確実に客観性をもって管理する方法論は確立されていませんでした。モバイルICTを用い、病院からの処方情報、薬局からの調剤情報、そして新開発無線薬箱からセンシング技術によって得られた服薬情報を一元管理し、医療者・患者がともに情報共有できる画期的な服薬支援システムを開発しました。平成24年度には本システムについて論文発表も行いました。

現在、本服薬支援システムの一部をスマートフォン等のAndroid OS上で動作するアプリケーション「あっ!くすりLite」として公開しています。詳しくはこちら